砂糖を変えて美人になる♪~マクロビでは甜菜糖?砂糖との違いは?

♪砂糖のとり方で、体内美人度が変わります♪

今回は、砂糖の原料についてのお話です。

マクロビで使われる「甜菜糖」とは?
砂糖との違いは何か?
を見ていきましょう♪

砂糖の種類、カロリーについてはこちらから☆

健康美人の美肌食生活に欠かせない「砂糖の正しい知識」
砂糖・甘味料と、上手に付き合って美人度UPですね☆彡

まず、マクロビオティック料理では、白い砂糖は使いません。

原料は植物なので「自然のもの」ですが、加工度が高すぎています。
不純物を除いてあまりに精製度が高いため、体の負担になるのです。

そこでマクロビオティックでは、「甜菜糖」を使う時があります。

使うことを推奨しているわけではありません。

ですが、どうしても「砂糖」が欲しい!
そんな時に、上白糖などではなくて甜菜糖を使います。

では、甜菜糖とはいったいなんでしょう?

マクロビ豆腐クリームロールケーキ

?砂糖の原料は何があるの?

砂糖の原料は、大きく分けて2つあります。

○甘蔗(カンショ)(サトウキビ)

○サトウダイコン(甜菜・ビート)

このほかに

○サトウカエデ、パーム(サトウヤシ)、スイートソルガム(サトウトウモロコシ)

なども使われますが、私たちがよく使う砂糖類は上の2つが原料になります。

サトウキビは、上白糖、グラニュー糖、黒糖、キビ糖、ザラメ等々
色々な形に姿を変えて、私たちのもとにやってきます。

もうひとつの原料であるサトウダイコンから作られる砂糖。
これがいわゆる「甜菜糖」になります。

サトウダイコンは、ダイコンではなくビートの一種です。
熱帯地方で栽培されるサトウキビとは対照的に
寒さに強く寒冷地で栽培されており、日本では北海道が主な産地です。

大根のように白い根が地下に伸びていき、その根に糖分が貯蔵されています。
その根から煮出して、結晶化した糖が甜菜糖です。

実は、全世界の等の30%は、この甜菜を原料にした砂糖です。
フランスやドイツなどのヨーロッパでは、砂糖と言えば「甜菜」だそう。

?甜菜糖はからだにいいの?

サトウキビと甜菜糖の大きな違いのひとつは、産地です。

上でも少し触れましたように、サトウキビは熱帯地、甜菜は寒冷地
で栽培されています。

マクロビオティックの視点で食材をみた時

◆暑いところで育ちできたもの
⇒体を冷やしやすい

◆寒いところで育ちできたもの
⇒体を温めやすい

ということが言えます。

甜菜糖は、サトウキビが原料の砂糖に比べると体を冷やしづらい。
ということになりますので、その分からだにやさしい糖と言われています。

また、甜菜糖にはオリゴ糖が含まれています。
甜菜糖は、おなかに優しいといわれるのもこのためです。

一方、甜菜よりもサトウキビのほうがミネラル分は多くなっています。
栄養価は、サトウキビ原料の「黒糖」のほうが高いということになります。

!甜菜糖選びはここに注意!

ここで注意がひとつ!

いくら原料が甜菜であっても、精製して真っ白にしては意味がありません。
甜菜糖のなかでも「甜菜グラニュー糖」「甜菜上白糖」
のように、精製度が高くミネラルをほとんど含まないものもあります。
こうなってしまうと、さとうきび原料の白砂糖と負担の違いはありません。

砂糖選びで大切なのは、原料以上にその精製度!

お好みで甜菜糖を使う場合も、精製度の低いものを選んでみてください。
風味はやさしくまろやかで、白いお砂糖よりも料理が美味しくなりますよ♪

ここまでは、砂糖の原料「甜菜」と「甜菜糖」のお話でした。

次回は、お砂糖の精製度、色の違いに触れていきたいと思います。

マクロビでよく使われるもう一つの甘味料

メープルシロップの栄養のお話はこちらから☆

4件のコメント

  • KAKI

    お世話になります。
    質問です。
    甜菜糖は体を温める。とありますが、根拠を教えてください。
    論文のようなものが公開されているならばurlを教えていただけると幸いです。
    お手数ですが、よろしくお願いいたします。

    • yasuko

      KAKI様
      コメント、ご質問をくださりありがとうございます。
      甜菜糖についてですが、体を温めるというものではありません。
      あくまで「サトウキビが原料の砂糖に比べると体を冷やしづらい」
      というだけであり、砂糖全般は体を冷やしやすい食べ物になります。
      文中の表現が誤解を招いてしまい、大変申し訳ありませんでした。
      また、寒い地域、暑い地域で育ったもの、などの陰陽の違いは、下記の本で分かりやすく紹介されておりますので、もしよろしければご覧いただけたらと思います。
      「食の安心とマクロビオティック」山田次郎著・技術評論社

  • SATO

    こんにちは。
    甜菜糖は糖の中で一番健康的だと思って愛用していたのですが、最近知り合った健康マニアの方から日本の甜菜は栽培する際たくさん農薬や除草剤が使われていると聞きました。海外のものになるとオーガニックのものは遺伝子組み換えされていたり交配種だということです。
    恭子さんはどちらの甜菜糖をお使いでしょうか。
    おすすめがあれば早速買い求めたいと思っております。
    よろしくお願いします。

    • yasuko

      SATO様

      こんにちは。
      コメントをくださり、ありがとうございます。
      甜菜糖については、本当に賛否がある甘味料だと思います。
      私も、日本の甜菜糖は農薬や薬剤の使用が多いと聞いており、海外のものはオーがニックでも入手が難しいということがあります。
      (海外のオーガニックのものが遺伝子組み替えということは、聞いたことがありませんでした。)
      ということで、実際には私はほとんど甜菜糖は使っていません。
      和菓子などで、どうしても「砂糖」という感じのものが少量必要な時のみ使うことがあります。
      (ムソーの「甜菜含蜜糖」を使っています。)

      白い砂糖よりは体に優しいとは言え、砂糖に近いものですので、もともとなるべく控えるようにしています。
      マクロビオティックで使う甘味料の中でも、甜菜糖よりも米飴、甘酒、メープルシロップなどのほうを使っています。
      「おすすめ」というものがなく、お力になれず申し訳ありません。
      また何かございましたら、問い合わせフォームなどもご活用ください。
      ありがとうございました!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。



このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください