マクロビオティックの基礎
マクロビオティックでは、基本的に動物性のものはおすすめしません。
マクロビオティックの基本原則のひとつに「陰陽の調和」
という考えがあります。
?陰陽の調和とは?
こちらもまた、とても深いお話になりますので
後程、詳しくご紹介していきたいと思いますが
簡単には、次のような法則になります。
全てのものは、陰陽どちらかの性質を持っています。
食べ物も「陰性の強いもの」と「陽性の強いもの」があります。
私達も、その人、時と場合等により、「陰性」の時「陽性」の時があります。
どちらに傾きすぎても、アンバランスで不調がでてきます。
私達は、陰陽の真ん中である「中庸(ちゅうよう)」に心身を調えることで
心も体も健康に生活できる、ということが言われています。
動物性のものは、全体に陽性の強い食べ物です。
特に肉類は、全ての食べ物の中でも陽性が極端に強い食べ物です。
★陽性が非常に強いということは・・・★
例を挙げますと、収縮する力が強く働くので体自体も収縮しやすくなる。
そして、詰まりやすい体質になるということが言われています。
血管が詰まりやすい。。。
心も詰まりやすい(緊張、ストレス、攻撃性へ)。。。
例えば血管が詰まりやすいと、脳梗塞、心筋梗塞など
血管系の病気を引き起こしやすくなりますね。
こう聞くと、陽性は悪いのか!?
そう思われるかもしれませんが・・・
実は、陽性が悪いわけでなく、極端にバランスが崩れた体質が問題です。
中庸の穏やかな状態(バランスがとれた状態)とは程遠く
極端に偏った常態が、体を痛めてしまうもととなります。
日々の食事で蓄積した体への負担は、やがて大きな病気の素となっていきます。
このように、動物性食品は心と体にとって負担となりやすいものです。
他にも理由はありますが、「陰陽のバランス」
という点からだけ見ても、控えめにすること。
又は、とらないようにすることが、すすめられています。
ですが、決して禁止や制限をしているわけではありません。
★マクロビは、幸せに日々を生きるための食事術★
万人にとって正しい「正解の食事」があるわけではありません。
おひとりおひとりの心身健康に幸せに生きるために最適な食事は、それぞれで違います。
肉を食べることがその方にとって「最高に幸せなこと、適していること」であれば
肉をいただくことも、決して禁止をしている訳ではないのです。
大切なことは、心と体が極端にバランスを崩さないこと。
そして、自然とかけ離れた食事で、体に無理をさせないこと。
自分で自由に選べるそれがマクロビオティックです。
ですが、その際はもちろん、きちんと育てられた質のよいお肉をいただいてくださいね。