丸ごと食べて体はきれいに♪~一物全体とは

当ブログへのご訪問、ありがとうございます♪

今回は、マクロビオティックの基本原則のひとつ
「一物全体」についてのお話です。

「一物全体」も、最近は一般的に広まってきましたね。
これは、ひとつのものをまるごといただくという意味です。
お野菜は、皮のほうが栄養があるんだよ~
根菜は、根の部分だけじゃなく葉もおいしく食べられるよ~
など、当たり前のように話すようになってきたと思います。

お料理をした際のお野菜くずとして捨てられてしまう部分も少なくなります。
エコクッキングの点から見ても素晴らしいことですね!

~一物全体とは、どんな意味?~

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一物全体は
ものは全て、全体で調和がとれてひとつのものになっている。
全体は、部分の全てを集めたものとは違う。

ということが、その基本の考え方となっています。

1本の人参を、皮と茎と葉っぱと。。。と包丁で切っておいて、それをまとめて置いて。
「これはもとの人参と全く同じものです」って言われたら変な感じがしますよね?

植物に限らず、人の身体も、この地球も宇宙も、同じことが言えます。
部分と部分をつなぎ合わせても、もとの「ひとつのもの」とは別のものです。
私たちの体も、全ての部分が合わさり相互に働きあって、初めて生きていられますね。
ところが、現代栄養学ではこの視点がちょっと抜け落ちているように思えます。


大事なのは
全体まるごとをいただいたときに、その食べ物が持つ力が最大限に活かされる
ということ。
 
 
例えば。
玄米を食べるのと、精製して白米と糠を分けてから食べるのを比較してみると…
身体に入れた物質の総和としては同じです。
ですが、ビタミンやミネラル、酸化度合い、熱での変質など、全くの別ものです。
さらに、体の中に入ってからの働きがまったく違います。

分かりやすい例えでよく言われているのが、この玄米と白米の違い
⇒玄米は水につけておくと発芽します。
⇒白米は水につけてそのまま置いておくと腐ってしまう。。。
「まるごと」の玄米は、次の新しい生命を生み出せる。
それほどの栄養とエネルギーが調ったものなんですね+゚♪
この2つには、生命力があるかないかという大きな違いがあるのです。

ほかの視点で見てみても。。。
お肉で言えば、美味しいからと脂の多い部分ばかり食べると、自然と脂質の摂り過ぎに。
すね肉や赤みの肉よりも、ロースやばら肉などを好んで食べていませんか?
食べやすいように、と精製したり皮をむいたりする。
すると、大事なビタミンやミネラル、食物繊維などが失われてしまいます。

このように、まるごと食べずに、一部だけを食べていると自然と食事のバランスの崩れがちです。
 
 

~おすすめの「まるごと食」とは?~

なるべく「まるごと」を意識して、一物全体もぜひ少しずつ実践してみてください♪

・皮はそのまま。
(皮も食べるときは、なるべく無農薬のものを選んでください)
・茎や芯も食べられるものは小さく切ったり、よく加熱して。
・切り落とすのは最小限にして、大切に命をいただきます。

また、おすすめなのは玄米を食べることです。
食べなれない方は胚芽米から始めてみてはいかがでしょう?
普通に炊飯器で炊けて、白米とそれほど変わらない食べやすさです。
ですがビタミンB1・Eなどが白米より多いのが嬉しいところ。
無理なくバランスが調った食事に近づけられます。


一物全体を意識すると、天然のサプリメント補給状態になりますね☆
無理のないところから少しずつ、がおすすめです!


 

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