食事で陰陽を調えて綺麗に♪①~陰陽の調和とは~


当ブログへのご訪問、ありがとうございます♪
今日は、マクロビオティックの3大原則のうちのひとつ。
「陰陽の調和」についてのお話です。
 ⇒基本原則「身土不二」のお話はこちらから
 ⇒基本原則「一物全体」のお話はこちらから

マクロビオティックの基本原則「陰陽の調和」
マクロビオティックを楽しむために欠かせない要素
「陰陽の調和」ですが、ちょっと耳慣れない言葉ですよね。
でも、これが分かると「自分に合う料理」が分かってきます♪

1382180

「陰陽」というものは、いったい何か??
とっても奥深いので、4回に分けてご紹介していきます。

★陰陽理論は、とても身近

実は、「陰陽の考え方」はとても身近なものです。
この世界は、全てのものが陰陽のどちらかのエネルギーに傾いているといえます。
または、陰と陽の二つの要素で構成されているともいえます。

 例えば

    暑いは陽性  寒いは陰性
    昼は陽性   夜は陰性
    男は陽性   女は陰性
    かたいは陽性 柔らかいは陰性
    短気は陽性  気長は陰性
    乾燥しているは陽性  水分が多いは陰性
    動きが速いは陽性   ゆっくりは陰性
    などなど。。。

 
 
物質、性質に関わらずあらゆるものは、どちらかに傾いているとみる事ができます。
そして、この陰陽は絶対的なものでなく相対的であったり部分的であったりします。
また、常に揺れ動いていて固定なものではありません。
 
ちょっと分かりづらいですよね??

 例えば

    「今は、AとBを比べてみると、AはBより陽性」
    ところが、ここにCが入ると
    「Cが加わったその時に、AはCより陰性」という風に変化することも。
    Aは比べるものにより、「陽性」と言われたり「陰性」と言われたりします。
    相対的で、揺れ動いて固定的ではないということ。
    何となく掴めてきたでしょうか?

 
 
裏と表、有と無、光と影のように。。。
すべてのものはその見方や捉え方により2つの反対の面を持っている
ということで、陰陽の理論の法則は「自然の法則」のひとつです。

陰性と陽性のちょうど中間のバランスがとれたところを中庸といいます。
全てにおいて(私たちの心とからだも含め全て)、このバランスがとれて中庸に近い状態。
これが、一番調和がとれて安定している(平和、穏やかとも)状態と言えます。
 

 例えば

    暑すぎ(陽)ても寒すぎ(陰)ても過ごし辛いですね。
    性格が前向きすぎ(陽)たら危険を省みない「無謀」になるかも。
    反対に控え目すぎ(陰)たら落ち込みやすい生き方になったり。
    心も同じく、カッカと怒っても(陽)深く悲しみにくれても(陰)
    どちらに偏っても平和で気持ちの良いものではありませんね?
    その中間がちょうどいい穏やかさだと思います。

 
 

★陰陽のバランスを整えて調和をとる食事

マクロビでは、この陰陽バランスを食事で中庸に調えることを大切にします。
そして、心身ともにいつでも健康・幸せな状態で生きることができるようになる。
ということが最大の魅力です。

ですから、マクロビオティックは単なる制限食や治療食ではありません。
その人その人のからだと心の状態に合わせて、
その人が一番幸せに生きられるように調和をとる食事なんですね♪

注意したいのは、陰だから悪いとか陽だから悪いというわけではないということ。
陰、陽はあくまである面から見た、「状態」です。
良い悪いを決めるのは人間の尺度ですから。。。

心もからだも、今どちらかに傾いているから悪いということではありません。
おひとりおひとりの幸せの形に合わせて、調和をとっていくこと
これがとても大切なことだと思います☆

ちょっと抽象的なお話ばかりになってしまいましたね。
具体的なマクロビオティック食の陰陽については、また陰陽の調和②で

 

1件のトラックバック

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。



このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください