食事で陰陽を調えて綺麗に♪③その食事は自分に合ってる?~

「マクロビオティックの基本原則 陰陽の調和③」

マクロビオティックの陰陽の調和についてのシリーズ。
①では陰陽とは?について(→詳しい内容はこちら)
②では食べ物の陰陽について(→詳しい内容はこちら)
をお送りしました。

今回のテーマは、その陰陽を活用した実用編。
その食事は、自分の体に合っているか?
が判断できるようになるためのポイントをまとめてみました。

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★陰陽を見る上でのポイント

食べ物の陰陽を比較する際、注意しないといけないことがあります。
「陰陽は、絶対ではなく相対的なものであり、常に動いているもの」
という原則があります。①でもお話にでましたように
あくまで「ある側面で比較してどちらに傾いているか?」
ということになります。

例えばトマトは、色の比較だけでみたら
→緑よりも赤は陽性ですから、葉野菜よりも陽性
と見ることができます。でも
→夏の暑い時期に実り、水分を多く含み、高いところにできる
という陰性の要素があります。
結果、総合的にはトマトはとても陰性が強い食べ物と言えます。

このように、ある部分だけを見て、これは陰だ陽だと決められません。
人間の性質や体質も同じで、自分は陰陽どちらに傾いているかを見る時
→色白だから陰性のようだけど、怒りやすい内面の気質は陽性
というように混在しています。

多くの場合、ひとつのものは陽性と陰性どちらも合わせもっている
と言えると思います。
陰陽は、常に変化していて相対的なものです。
決め付けができないのは、自然なことかもしれませんね。

ですので、お料理や食材の陰陽を考える時、ご自身の陰陽を判断する時
どんな場合も色々な方向から見て、総合的に陰陽をとらえてみてください。
 
 

★食べ物で陰陽を調えて「中庸」な心と体を作るには

食べ物で心と体の陰陽バランスを調える
(例:陰性体質の方は、陽性食べ物を多めにしてバランスをとる)

バランスのいい健康で平和な状態「中庸」を保てるようになる

つまり食べることを通して、内側からの健康と美しさを得られます。

でも、先ほどのようにご自身の陰陽を判断しようとする時
陰と陽が混在していることが多いので、なかなか難しいところ。。。

現在人は、極陰(例えば砂糖やアルコール)、極陽(肉、化学塩)
このどちらも摂り過ぎている方が多いので、混乱してしまいますね。

でも、大丈夫!大切なのは
そのお料理をいただいた時、自分の心とからだがどう変化したか?
これを注意深く見つめることです。
たとえ食べ物や体質の陰陽が分からなくても、食べた時の体の変化は嘘をつきません。
その変化の声に耳を傾けて今の自分に必要か?合っていたか?を判断し次に生かす。
それを繰り返すことが、毎日健やかなイキイキ生活の第一歩です。

さらに分かりやすい方法は
中庸の食べ物を中心にするということです。

たとえば、ご自身の体質が陰性か陽性か分からない場合。
極端な陰も陽も減らして、中庸の食事を中心にします。
すると、徐々にじんわりと心と体は中庸へと調えられます。

大雑把で大丈夫です♪「食べ物の陰陽表」をちょっと頭に入れて。
ぜひ楽しみながら、バランス調整をしてみてください☆

 

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