♪マクロビ豆知識♪
★マクロビオティックとベジタリアンの違いとは？★

マクロビオティックは「玄米菜食」
と、言われることがあります。

そのためか
「マクロビオティック」と「ベジタリアン」
は同じようなもの、と思われることもしばしば。
 
 
ですがこの2つ。。。
似ているようで、実は別のものなんです。

出来上がりの料理を見ると、結果どちらとも言える
ということはあると思うのですが。

このもやっとした違い、一緒にすっきりしてみましょう☆彡

★★ベジタリアンとは、どんな食事？★★

マクロビオティックでは、動物性食品をおすすめしていません。
肉、魚、卵、乳製品などは、基本的には食べない。
という方も、沢山いらっしゃると思います。
(一部、その土地の小さい魚を食べるなど、考えは様々です)

そのため、マクロビオティック食を実践する人(マクロビアン)と
ベジタリアンは、同じようにとらえられることがあります。

ですが、マクロビアンとベジタリアンは
本当の意味では、まったく別のものです。

そもそも「ベジタリアン」自体も、種類が色々。
定義が一定ではないので、分かりづらいのですが。。。

ということで早速
「マクロビアンとベジタリアンの違い」を見ていきたいと思います。
まず始めに、ベジタリアンとは何？というお話から。

日本ベジタリアン協会ではその語源は。。。

と紹介されています。

国や団体によって、多少にニュアンスの違いがあるようで。
これを、まとめてみますと。。。

ベジタリアンとは
○日本では「菜食主義者」と訳されることが多い。
○徳的、健康的、宗教的など様々な理由から
　動物性食品を排した食事をする人のこと。
○多くの団体では、菜食を中心とした食事を実践する人々
　の総称と定義されている。

この他に、近年では環境問題や食糧問題から、菜食中心になる方も増えているようです。
(例えば、牛や豚を育てるためには、沢山の餌や水や化学物質が使われる。など)
 
 

★★ベジタリアンの種類★★

「ベジタリアン」も、その食べる範囲によって、様々な分類がされています。

このようにベジタリアンは
「動物性食品を食べるかどうか？」
が、その基準になっています。

ですが、マクロビオティックでは
「動物性食品かどうか？」を考えの中心にしていません。
おそらく、ここが大きな違いであるように思います。
 
 

★★マクロビとベジタリアンの違い★★

 
マクロビオティックは
「自然の法則に沿った食事」
ということを大切にしています。

私たちも自然の一部ですので、自然のままに食べる。
すると、体もこころも自然と調ってくるからです。
(本来自然の中では、自己治癒力が上手くはたらいているので)

「ヒトの食」を大きな視点でみた時
動物性食品が「毎日・毎食豊富にあること」は、自然なことではありません。
 
 

ヒトと自然がまだ、上手に共生していたはるか昔を思い浮かべて。。。
お父さんが、狩りに成功して熊が獲れたら、家族みんなのごちそうです。

海に行って、近海のお魚が捕れたら、その日はお魚です。
トリが卵を産んで、それを上手く手に入れたら、その日は卵。
そんな日が、時々あって。。。という生活だったのでは？？と思います。
 
 
そのため、動物性の食品が豊富にないことが自然な姿。
ということになります。

日本の風土からも、特に日本人は昔から穀類中心の食事でした。
その土地に合った植物と動物が、うまく循環していたのかな。。。
と、そんな風に想像できますね。

ベジタリアンとの違いは
「動物性食品を食べる、食べない」
という視点を中心にしている訳ではない、ということです。
 
 

★★動物性食品をおすすめしない理由は★★

 
また、マクロビオティックの陰陽の考えからも
動物性食品は陽性が強く、食事のバランスを崩しやすいものです。

そのことからも、控えたほうが調いやすいと言われています。
⇒マクロビオティックの陰陽のお話は、こちらから☆
 
 
更に近年では、効率重視の生産環境も問題になっています。
育てられる動物には、大きな無理がかかっていて。。。
(抗生物質などの薬、飼料の汚染、不衛生な飼育環境など)

そのため、そうして飼育された肉、魚、卵、乳など。
もちろん、いただく私たちの体にも負担となります。
飼育の状態が、あまりにも不自然すぎるんですね。

こうしたことも、自然に反した食事をしないマクロビオティックでは
「動物性食品をおすすめしない理由」となることもあります。

生産環境が悪くなっているのは、農産も同じではあります。
ですが、動物性のもののほうが、より影響が大きいですので。
(食物連鎖での濃縮が起こります)
 
 

 
動物性食品を食べるかどうか？
また、どのような動物性食品を食べるか？

それは、個人個人の考えや健康状態によって違うものだと思います。

ですが、できれば
環境や体、そして次世代への負担がなるべくかからない食事
を選択していきたいですね。

長い目でみた時、そのほうがみんな健康で幸せに生きられるのでは？
私は、そんな風に思います。